目立たない仕事をしていませんか?『評価されない』理由はあなたにあります。
この記事を読んでくださっている方は、『どうして自分は評価されないのか』『なぜ、あいつばからが評価されるのか』と思っている方が多いのではないでしょうか。
その気持ち、よく分かります。
自分は一生懸命仕事をしているのに、同じような仕事しかしていない人が自分より上の評価をとっているのは悔しいですし、面白くないですよね。
でも、なぜ自分と同じような仕事しかしていないのに『自分より評価される人がいる』のでしょうか。
これは不思議ですよね。
自分と同じ様な仕事しかしていないということは、『自分が同じように評価されてもいい』ということです。
ところが、蓋を開けてみれば片一方は評価されているのに、自分は評価されない・・・これは、『おかしい』です。
どうしてこんな事が起こるのでしょうか。
理由は簡単です。
評価されている人と評価されていない人は、仕事の仕方が違うからです。
つまり、あなたも仕事の仕方を変えれば、評価を上げることができるということになります。
でも、どうやったら評価を上げられる仕事になるのかを知らないと、『評価を上げる』ことはできません。
評価を上げるノウハウを知らなければ、この先も現状と変わりません。
でも、安心してください。
今回の記事でお届けするのは、『上司に評価される』方法だからです。
この方法を知ると、こんなことが起こります。
- 上司に評価されて出世が早くなる
- 周りから尊敬の眼差しで見られるようになる
- 何より自分に自身がもてるようになる
ちなみに、今回お伝えすることを私が実践した結果、入社10年前後で主任級、入社20年前後で係長級と言われている会社組織の中で、6年で主任級、8年目で係長級に昇進しています。
ここでハッキリと断言しますが、私より仕事のできる先輩方は沢山います。
違うのは、仕事の仕方だけです。
このブログを御覧いただいている方は、向上心のある方ばかりだと思いますので、この方法を身につければ、きっと会社でのあなたの評価は上がります。
自分の手で明るい未来を掴みましょう。
自分の視点だけで物事を考えない
これは、特に経験の浅い若い職員が陥りやすい罠で、『自分の考えだけを言って終わってしまう』というパターンです。
具体的にどういうことか、『Aコーヒーが売れないから売れる方法を考えてくれ』という話が上司からあったという事例で考えてみましょう。
パターン1:評価されない仕事をしているTさんの場合
Tさん(入社1年目)は、上司の命令を受けて、どうやったらAコーヒーが売れるか考えました。
そして、その結果として『新たな販売ルートを探す』『価格を下げる方法を考える』『広告を出してPR』という案があるという報告を上司にします。
その時の会話のやり取りは次のようなものでした。
上司『どうしてAコーヒーが売れていないのか原因は調べたのか』
Tさん『そこは調べていませんが、販売ルートを増やしたり、価格を下げたりすれば買う人は確実に増えると思います。』
上司『確かにそれも一理あるとは思うが、Aコーヒーが売れない理由を調べてみてくれ』
Tさん『分かりました』
Tさんは、上司に言われて『Aコーヒーが売れない理由』を調べた結果、『他社商品と比べてコーヒーの値段が高い』ことが分かりました。
その結果を上司に報告したところ、戦略として『価格を下げる』という方向性が決まりました。
パターン2:評価される仕事をしているKさんの場合
Kさん(入社1年目)は、上司の命令を受けて、どうやったらAコーヒーが売れるか考えました。
そして、その結果として『価格を下げる方法を考える』という案があるという報告を上司にします。
その時の会話のやり取りは次のようなものでした。
上司『どうしてAコーヒーが売れていないのか原因は調べたのか』
Tさん『Aコーヒーは他社の類似商品と比較して、価格が高いことが分かりました。価格を下げれば味は遜色ないので勝負になると思います。』
これにより、戦略として『価格を下げる』という方向性が決まりました。
TさんとKさんの違い
いかがでしたか。
少し安易な例かもしれませんが、パターン1のTさんのケースも、パターン2のKさんのケースも、『価格を下げる』という結論に至ったという点では同じです。
ですが、そのプロセスは全く違うということに気づかれたと思います。
パターン1のTさんは、『自分だったらこうするよなぁ〜』という主観的な視点で物事を考え、それをそのまま上司に報告しに行っています。
ところが、仕事ができるKさんは、『自分だったらこうするようなぁ〜』という主観的な視点で物事を考えた後に、『でも、これを言ったら、上司は何て聞いてくるかな』という上司の視点でも物事を考えています。
さて、あなたが上司の立場だったとしたら、どちらが優秀だと感じるでしょうか。
『Tさん』と答える人はおそらくいないのではないかと思います。
このように自分の視点だけで物事を考えているうちは、高い評価は得られません。
視野が狭い』とか『あいつはまだまだだ』と受け取られてしまうからです。
逆に、Kさんのように上司の視点で物事を考えられると『あいつはできる』『あいつはよく考えている』というような評価を得やすいとも言えます。
尋ねてきた人の視点で物事を考える
先ほどのTさんとKさんの例を比較すれば分かるように、自分の視点だけで物事を考えてしまうと自分の『評価』には繋がりません。
評価されるためには、少なくとも尋ねてきた人視点で物事を考えることが必要です。
上司に尋ねられたら上司の視点、お客様に尋ねられたらお客様視点、同僚に尋ねられたら同僚の視点で考えます。
評価をされたいと思うのであれば、この視点だけは絶対に外してはいけません。
理由はシンプルで、尋ねてきた人に対して答えを返すからです。
先ほどのAコーヒーの販売促進の例で考えてみましょう。
上司は『Aコーヒーが売れないから売れる方法を考えてくれ』とTさんやKさんに投げかけていますが、実はこの時点で既に『Aコーヒーが売れない理由を調べて欲しい』という考えを上司は持っています。
今までの経験から、『売れていない原因を明らかにしてから対策を講じる方が良い』ことを知っているからです。
つまり、上司にAコーヒーが売れていない理由を説明せずに、『価格を下げたほうが良い』という報告を上司に持っていったとすれば、上司は必ず『Aコーヒーが売れない問題は何だったのか』と尋ねてきます。
そして、この上司の問いに明確な答えが出せると、上司は期待していた答えがもらえることになるため、『よく分かっている』『安心して仕事を任せられる』という印象をもつというわけです。
尋ねてきた人の視点で物事を考えるということは、相手の期待に答えるということです。
上司の期待に答えられているKさんが、『仕事ができない』と評価される理由は見当たりません。
それだけ尋ねてきた人の視点で物事を考えるということは重要だということです。
まとめ
今回は『評価されない』理由はあなたにありますと題して、評価される仕事をする人と評価されない人の違いについてお伝えしてきました。
同じような仕事をしていても、仕事が評価されないのは、『尋ねられた人の視点で物事を考えられていない』ことが理由に挙げられます。
そして、『評価されない人にならない』ためには、日頃から上司がどんな考えを持っているのかを注意深く観察することが大切です。
基本的に上司は『仕事ができる』から上司をしているわけですので、上司の視点で物事を考える癖がつけば、上司の評価だけでなく、自分自身の実力も上がっていきます。
これからのあなたのご活躍を心よりお祈り申し上げます。