【知っトク!】アドラー心理学&元大リーガーのイチローさんの共通点!他人と比較してはいけない。
どうも!たかパパです!
今日は、お子さんを他人と比較してはいけない理由について、書いていきます(。-`ω-)
お子さんを他人と比較するというと、例えば・・・
勉強しないお子さんに対して、
『〇〇君は、毎日勉強してるんだって。偉いね!』とか
家の手伝いを全然してくれないお子さんに対して、
『〇〇ちゃんは、毎日家の手伝いをするんだって!お利口さんだね!』
みたいなものが考えられます。
ちょっと、皮肉が入っているメッセージですよね(*´ω`*)
他人と比較する意味がない理由
比較されたお子さんの気持ちを考える
他人と比較されたお子さんはどんな気持ちになるのでしょうか(。´・ω・)?
たかパパと10年後のあっくんのやり取りを書いてみますので、そこからイメージしてみてください。
たかパパ「あっくん。勉強しないの(。´・ω・)?」
あっくん「今、やろうと思ってた!(。-`ω-)」
10分後・・・
たかパパ「あっくん、さっき勉強するって言ってたけど、いつやるの?」
あっくん「今、やろうと思ってたとこ!」
たかパパ「あっくんと同じクラスのB君は、この間もテストで100点をとったらしいよ。家に帰ったらすぐ勉強してるんだって!偉いよなぁ(´ω`*)」
あっくん「・・・」
たかパパ「あっくんも、B君みたいにテストで100点取れるように頑張らないとな!」
・・・いかがでしたでしょうか。
この後、あっくんが、
あっくん「マジか!Bなんかに負けてられるかぁ~!(;゚Д゚)」
みたいにやる気に満ち溢れると思いますか。
たぶん、そうはならないと思います。
おそらく、嫌な気持ちになり、勉強へのモチベーションも下がるのではないでしょうか。
自己肯定感が低くなる
こんなやりとりが日常的に続いたら、あっくんはどうなってしまうのでしょうか。
『自分は、Bと比べて勉強ができなんだ』という無力感、
『勉強していないと、たかパパに怒られる』という恐怖感、
褒められても『どうせ、自分なんて』という劣等感、
こういったマイナスの感情を毎日感じることになります。
これが続くと、自分を認めることができなくなり、自己肯定感が低くなってしまいます。
自己肯定感の低いお子さんは、どうなるのか。
いくつか例を挙げると、
自分に自信がなく劣等感が強い
いつも何かに怯えたり、不安を感じている
怒られると強く落ち込む
褒められてもあまり喜ばない
いつも人の顔色を伺っている
みたいな特徴があります。
見方によっては、自己肯定感の低いお子さんは、毎日ビクビクしながら生活をしているとも言えます。
自分のお子さんがこうなってしまったら・・・
嫌ですよね。
アドラー心理学から考える自己肯定感を高める接し方
健全な劣等感
アドラーは、ベストセラーにもなった名著『嫌われる勇気』に登場するアドラー心理学の創始者です。
このアドラーのメッセージにお子さんの自己肯定感を下げずに接するヒントが隠されています。
そのメッセージとは、
健全な劣等感とは
というものです。
つまり、理想の自分と今の自分を比べて、至らないと思うところがある・・・それが健全な劣等感だということです。
野球で世界一 にまで上り詰めたイチロー選手。
イチロー選手も、理想の自分と今の自分を比べて、野球の技術を磨いていったそうです。
引退会見でも
「あくまではかりは自分の中にあって、自分なりに、はかりを使って限界を見ながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日からか、こんな自分になっているんだ」
と語っていました。
比べるべきは、あくまで理想の自分です。
子どもとどう接するか
健全な劣等感は、理想の自分との比較です。
では、お子さんとはどう接したらいいのでしょうか。
答えは、『理想の自分と今の自分を比較させて、足りない部分を補う方法を伝えること』です。
例えば、冒頭のたかパパとあっくんのやり取りで
たかパパ「あっくんは、将来何になりたい?」
あっくん「医者とか弁護士とかになりたい。」
たかパパ「医者とか弁護士になるために、今のあっくんに足りないものって何だろう?」
あっくん「たぶん、もっと勉強しないとなれないと思う」
たかパパ「勉強したら、医者とか弁護士になれるなら、勉強頑張らないといけないもんね。」
こんな話をしたとしたら、どうでしょう。
比べているのは、あっくんがなりたい自分と、今のあっくんです。
自分の理想に近づくために、足りていない自分を認識できれば、
きっと、あっくんは勉強するのではないでしょうか。
勉強すれば、自分の夢にちょっと近づきます。
これを毎日繰り返すと、
いつの間にか、夢が現実味を帯びてきて、やがて達成する・・・
そんなことが起こります。
まとめ
比較するのは、他者ではなく理想の自分です。
他者との比較は、自己肯定感の低下しか生みません。
理想の自分と今の自分のギャップを埋めていくことで、少しずつ理想の自分に近づいていきます。